阪神ドラ2伊藤の勝ち!“同期対決”ドラ6中野を無安打、9回114球2失点

 1回、三菱自動車岡崎・中野(手前)を中飛に打ち取るJR東日本・伊藤
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 「都市対抗野球・1回戦、JR東日本4-2三菱自動車岡崎」(25日、東京ドーム)

 これは即戦力左腕の評判通りの逸材でっせ!阪神ドラフト2位指名の伊藤将司投手(24)=JR東日本=が25日、都市対抗1回戦・三菱自動車岡崎戦に先発。9回114球完投の熱投で、チームのサヨナラ勝ちを呼んだ。

 この日のハイライトは同点で迎えた九回。味方の失策も絡み、2死三塁となった場面だ。「ピンチになると結構燃えるので」。外角一杯にキレキレの138キロ直球を投げ込み、見逃し三振に斬ると、直後に味方のサヨナラ弾が飛び出した。

 「大事な初戦。緊張もあった」と初回に先頭弾、二回に右翼フェンス直撃の適時打を浴びる、らしくない制球の甘さを見せた伊藤。本来の姿が戻ったのは、打順が二回り目に入った三回からだった。

 阪神ドラ6・中野も無安打に抑え込み、三回以降はわずか被安打2本の快投。六回に中野の打球が足に直撃するアクシデントもあったが、「ああいう点の取られ方をしていたので降りたくはなかった」と、ここでも気の強さを見せて最後まで投げきってみせた。

 「来年からすぐ使えると思って指名しているわけだから」と矢野監督。スタンドには阪神のユニホームを着たファンの姿も見られた。評判にたがわぬ投球術とプロ向きの気の強さを見せた伊藤。創部100周年を迎えた伝統あるJR東日本を、エースとして頂点へと導いてみせる。

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