阪神 ロッテ自由契約のチェンに熱視線 谷本本部長「左の先発は何人いてもいい」
各球団が来季も契約する権利を持つ保留選手名簿と、名簿から外れた自由契約選手が2日、公示された。
阪神の外国人ではガルシア、呂彦青が名簿から外れ、すでに11月20日に自由契約となっているボーアを含めた3人の退団が確実となった。残留交渉の長期化が予想されるスアレスも名簿から外れたが、阪神は粘り強く交渉を行っていく方針だ。
この日、取材に応じた阪神の谷本球団本部長はスアレスについて「そんなにすぐには動かないでしょう」と来週から米国で本格的に始まるウインターミーティング(今年はリモート開催)を待つ形になることを説明した。
同本部長はロッテから自由契約となり、複数球団の争奪戦も予想されるチェン・ウェインについても言及。「実績はありますよね。いいピッチャーです。左の先発は何人いてもいい。でも枠の制限の兼ね合いがある。その中で考えていきます」と、動向を注視していくことを明かした。
また獲得へ本格調査を進めている中日の鈴木翔ら他球団を自由契約となった日本選手についても、12月7日のトライアウトに編成を派遣するなどして、チェックをしていく方針だ。
なお、11月にトミー・ジョン手術を受けた島本、才木も名簿から外されたが、ともに育成契約に切り替えられるとみられる。