阪神・青柳、開幕投手「狙っている」 西勇ゲキに呼応
阪神の青柳晃洋投手(26)が3日、来季の開幕投手に名乗りを上げた。西勇の猛ゲキに発奮する形で「そこは狙っているところだし、頑張らなきゃいけない年代」と呼応。昨季からローテを守る変則右腕が、サバイバルレースに参戦表明した。
「西さんが阪神に来た時からずっと、負けないようにと思っていました。でも1、2年目と、成績でも圧倒的に負けているんでね」
昨季に続いて1年間、ローテを守った今季。結果的に7勝9敗と負けが先行したが、西勇は秋山、高橋とともに青柳の名前を挙げて、開幕投手争いを歓迎した。青柳もライバル心をムキだしにする。強化、トレーニング中心の今オフだが、福原投手コーチの助言でフォーム改良にも動く。
「もっと良くなるんじゃないかと。大まかに言えば、投げ終わりに左足だけで立てるようにです」。比較的、重心が後ろに残っていたフォームを、前体重に意識を変える作業。さらに球の強さや安定を求める。ホップ、ステップの2年を経て、飛躍を狙う“3年目”。本気で開幕投手を狙う。