阪神が韓国の最多勝20勝右腕・アルカンタラ獲得発表 12球団屈指の先発陣形成
阪神は23日、今季韓国・斗山で20勝を挙げて、最多勝に輝いたラウル・アルカンタラ投手(28)の獲得を発表した。背番号は44。年俸は推定200万ドル(約2億1000万円)で、2年契約とみられる。
ドミニカ共和国出身のアルカンタラは193センチの大型右腕。2009年にレッドソックスに入団し、2016年にアスレチックスでメジャーデビュー。メジャーでは通算13試合に登板して2勝5敗だった。
2018年オフに韓国・KTウィズと契約し、2019年は11勝を挙げた。今季は斗山で20勝2敗、防御率2・54だった。阪神でも先発ローテの一角として期待されている。
球団を通して「阪神タイガースでプレーする機会をいただいたことに感謝したいですし、素晴らしいチームの一員となることを誇りに思います。今は、タイガースのユニフォームに袖を通してプレーすることに非常に興奮しています。チームの勝利に貢献できるように、常に全力でプレーすることをファンのみなさんに約束します」とコメントした。
阪神は22日にロッテを自由契約となったチェンの獲得を発表しており、アルカンタラの獲得で今オフの外国人補強は2人目となった。
さらに今季の韓国リーグ2冠王のロハスとも大筋合意済み。一度は保留者名簿を外れたが、今季のセ・リーグセーブ王・スアレスも残留が決定的となっている。
すでにサンズ、マルテ、エドワーズ、ガンケルとの契約更新も発表済みで、来季も2年連続の外国人8人体制で臨むことになる。
アルカンタラの加入で、阪神の先発陣は12球団トップクラスの布陣となる。
今季の開幕投手でチームトップタイの11勝を挙げた西勇、同じく11勝の秋山、2年連続で規定投球回に到達した青柳、左腕・高橋までがほぼ当確。チェンも加わり、先発復帰を目指す藤浪や、ドラフト2位・伊藤将(JR東日本)らの名前も挙がる。
2005年以来16年ぶりのリーグ優勝に向けて、態勢は整いつつある。
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