スアレス阪神残留発表!来季も守護神 矢野監督明言「一番後ろが残ってくれた」
阪神は24日、守護神ロベルト・スアレス投手(29)の来季残留を発表した。推定年俸250万ドル(約2億5750万円)の2年契約とみられ、今季の同8000万円から大幅アップとなった。阪神移籍1年目の今季は最多セーブのタイトルを獲得。今季終了後に阪神の保留者名簿から名前が外れ、去就が注目されていた。
虎党が待ちに待ったクリスマスプレゼントが届いた。去就が注目されていたスアレスの残留が正式決定した。「一緒に日本一になろうよ」とラブコールを送っていた矢野監督も大喜び。すぐさま守護神起用を明言した。
「スアちゃんが残ってくれたというのは本当に大きいしね。いなかったら誰かをと考えないといけなかったんでね。勝ちパターンでしっかり勝ち切るというのは、すごくチームも安定するところでは必要なこと。それが描ける。一番後ろが残ってくれたんでね」
今季スアレスは無敵の守護神としてマウンドに君臨した。7月中旬からクローザーに昇格し、最速161キロの直球を武器に51試合に登板。3勝1敗25セーブ、防御率2・24で最多セーブを獲得した。
今季終了後いったんは保留者名簿から名前が外れ、自由契約に。日米複数球団による争奪戦となったが、球団の誠意が心を突き動かした。推定年俸250万ドル(2億5750万円)の2年契約とみられ、今季から3倍以上の大幅アップ。スアレスも喜びをかみしめ、聖夜に誓いを立てた。
「またタイガースの一員として戦えることをうれしく思います。来季こそは、このチームメートたちとファンの皆さんと一緒に優勝することができるように、チームの勝利に多く貢献できるように頑張ります」
V奪回に欠かせぬピースが埋まり、来季も球界屈指のブルペン陣が維持される。今季はリーグトップの救援防御率3・31を誇り、同2位DeNAの3・54を大きく引き離した。矢野監督は岩崎や岩貞、エドワーズ、ガンケルらが候補となる七、八回について「いろいろな状況、パターンを考えながら」と起用法に頭を巡らせる。来季も勝利の方程式は盤石だ。剛腕守護神が後ろに控え、V奪回の青写真が見えてきた。
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