阪神・ガンケル、便利屋任せろ「先発、中継ぎに関係なく」 変化球の精度上げV導く
30日に29歳の誕生日を迎える阪神のジョー・ガンケル投手が29日、球団を通じた代理取材に応じ、2年目の来季は便利屋としてチームの勝利に貢献することを宣言。今季の経験を糧にさらなる奮闘を誓った。
「自分はチームの勝利を優先しているから、先発、中継ぎに関係なく、チームが必要な時に必要なポジションでプレーしたいと思っている」
来日1年目の今季は、先発要員として開幕を迎えたが、シーズン途中に中継ぎに転向。28試合に登板して2勝4敗、防御率3・18と制球力を武器にチームを支えた。来季は、チェン、アルカンタラと左右の先発が新加入する。外国人枠の関係で出場機会が限られてくる可能性があるが、その中でも与えられた役割を全うする考えだ。
米国への帰国後に励んでいるのが変化球の精度アップだ。「今シーズンはたくさん学ぶことができた。今年の経験が2021年のシーズンを成功へ導いてくれると思っている。その中でも、特に変化球の精度を向上させたい」と明確となった課題と向き合って準備を進めている。
「個人の目標よりもチームの勝利を最優先に考えている。チームを優勝に導くことができるように頑張りたい」。フル稼働で悲願達成の力となる。