阪神ドラフト１位・佐藤輝明内野手（２１）＝近大＝が４日、兵庫県西宮市の母校・仁川学院グラウンドで本格始動した。

　キャッチボールやティー打撃など約２時間調整に励んだ佐藤輝。この日、野球部へミズノ社製のピッチングマシンを贈り、部員たちは感激。佐藤輝は「（後輩に）しっかり頑張ってほしいので、贈ることができて嬉しいです」と話していた。

　直球のＭＡＸは１５０キロでスライダーやカーブも投じることができる優れもの。同校野球部の辻元監督は「部員ももちろん喜んでいます。マシンで練習できることも待ち望んでいるでしょうし、大変喜んでいます」と教え子に感謝しきりだ。

　今季の漢字一文字には「挑」と掲げた。「１年目で挑戦するという意味で挑戦の『挑』。まあスローガンにも入ってると思うんですけど、チャレンジ精神というか、しっかり挑む気持ちを持ってやっていきたいと思います」。そう言葉に力を込めて、仁川学院グラウンドを後にした。