掛布氏 阪神優勝へのキーマンは矢野監督「選手の起用法が勝敗を左右する」

 阪神OBで野球評論家の掛布雅之氏が4日、カンテレの報道番組「報道ランナー」にVTR出演、阪神優勝へのキーマンに矢野燿大監督を指名した。

 今季の阪神について「優勝争いはします」としながら、「優勝できるかどうかのカギを握っているのは矢野監督」と断言した。

 今オフに韓国リーグの2冠王のロハスJr.や同リーグの最多勝投手のアルカンタラ、さらには日米通算95勝のチェンを相次いで獲得。さらにはドラフトでゴールデンルーキーの佐藤輝を引き当てるなど、大型補強に成功。掛布氏は「勝たなきゃいけないという補強で、監督の選手の起用法がすごく勝敗を左右する」と指摘した。

 さらには佐藤輝の育成についての難しさにも言及。「1軍で育てていかなきゃいけない選手」と話す一方で、「プロの変化球のキレや真っすぐのスピード、キレに1年目で対応するには時間がかかると思う」とプロの厚い壁の前に苦労すると予測。それでも「出すべき」と言う掛布氏だが、「ただ優勝しないといけないシーズン。若手を育てるシーズンかと言われると、すごく難しい」と、矢野監督が難しいかじ取りを迫られると予想した。

 掛布氏はもう一人のキーマンに昨季28本塁打と大ブレークした4番の大山を挙げた。「今季も30本近く打てば本物の4番になる」と話し、「すごく期待もしているけど、すごく不安もある」と吐露。当然、今季は他球団からのマークも厳しくなることが予想され、「どうやってボールを見極めて、自分の打てるボールで勝負できるか」と指摘。「ちゃんと柱になれれば、巨人と互角になるし、巨人と互角に戦えれば、優勝が見えてくる」としながらも、「期待してますけど、不安もある」と同じ言葉を繰り返していた。

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