阪神・藤浪晋太郎投手（２６）が８日、甲子園の室内練習場で自主トレを公開。キャッチボール、ウエートトレーニングなど約２時間半、汗を流した。オンライン取材では「ここ数年しっかり数字を残せていないというところがあると思うので、数字と結果で示せるような、そんな１年にしたいと思います」と新年の誓いを立てた。

　今オフ、チームは大型補強を敢行。新助っ人・アルカンタラ、チェンが加入し、ローテ争いは激しくなった。藤浪は「やっぱり結果を出さないとローテーションに入れない。ローテーション争いは厳しい、し烈だと思うんで。『これなら藤浪を使いたい』と思ってもらえるような、そういう投球内容だったり、自分のスタイル的に三振を取っていったり、力強さというところがポイントになってくると思うので、そのあたりをしっかりアピールできればと思います」と意気込んだ。

　昨季は２４試合に登板し、１勝６敗、７ホールド、防御率４・０１の成績を残した。先発で６９２日ぶり白星を挙げ、中継ぎでは自己最速１６２キロをマーク。昨季後半から復活の兆しを見せ、「楽しみな新年かなと思う」と巻き返しに燃えている。

　また、新型コロナウイルスが再び猛威を振るっていることに対しては「かからないように最大限注意して生活するしかない。手洗い、うがいだったり」と引き締めていた。