阪神ドラ2伊藤将 「自分が先頭を走る」新人1軍一番乗りへ意気込み
阪神ドラフト2位の伊藤将司投手(24)=JR東日本=が8日、新人一番乗りの1軍デビューを誓った。新加入したルーキー9人のうち、同6位の中野(三菱自動車岡崎)と並ぶ最年長。即戦力左腕は代表取材に応じ「自分が先頭を走る」と意気込み、光り輝く出世街道を脳裏に描いた。
鳴尾浜に吹き荒れる連日の寒風も何のその。身も心もホットな伊藤将は同7位の高寺(上田西)に歩み寄り、声を掛けた。「キャッチボールやろう!」。最年少18歳ルーキーを気遣い、早速行動に移した24歳。心優しい一面を見せた一方で、負けん気ものぞかせた。
「1軍でしっかりプレーできるところを早く見せられるように、頑張っていきたいと思います」。開幕ローテ入りを果たし、早々と甲子園のマウンドに立つ。座右の銘「報恩謝徳」を胸に2桁勝利が目標だ。9日から始まる新人合同自主トレでアピールを開始する。
この日は鳴尾浜で自主トレを行った後、虎風荘内で新人選手研修会にオンライン参加した。青柳に自己紹介した際には「でかかったです」とプロの体を目の当たりにし、刺激を受けたことも明かした伊藤将。同期を引っ張り、いずれはチームを引っ張る存在になる。