阪神・小野 動画研究で復肩目指す 18年初登板の球筋取り戻す

 阪神・小野泰己投手(26)が自身の過去の投球動画を研究し、理想形を追い求めている。“復肩”を目指す上で、参考としたのがキャリアハイの7勝をマークした2018年のピッチング。右腕の脳裏に、鮮明に焼き付いている試合がある。

 「2年目の初登板、横浜(18年4月4日・DeNA戦)が一番理想かなと思います。球速もそんなに終盤になっても落ちることがなく、しっかりテンポよく投げられていた」

 八回途中1失点の快投を演じ、チームを勝利に導いた試合。自身が好感触を抱くほど、納得のいく球筋が投げられた。昨季は制球難や投球フォームの乱れに苦しめられ、プロ入り初めて1軍登板がなかった。現状を打開するため、修正のヒントを過去の投球動画から学ぼうとしている。

 「いい時の球筋を見たり、悪い時といい時のどこが違うのかを見たり。自分を研究するのも大事だと思うので」。現在と過去の動画を見比べることで弱点を探し、試行錯誤を重ねている段階だ。

 自主トレ期間は「球数を投げて感覚をつかむ」ことを大切にしている。この日は鳴尾浜でネットスローなどを行った。「まずは先発を頭に入れて、球数を投げていくことが大事かなと思う」。抱く理想と自身の感覚をすり合わせ、理想の姿を追い求める。

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