阪神・岩田 糖尿病と闘う人に体験伝える コロナ感染から自主トレ再開

 新型コロナウイルスに感染していた阪神・岩田稔投手(37)が18日、鳴尾浜で自主トレを再開した。前日までに核酸増幅法による検査で2回続けて「陰性」と診断され、この日から球場へ。約2時間、キャッチボールなどで久々にグラウンドで汗を流した。

 練習後に代表取材に応じ「鼻づまりと味覚、嗅覚がちょっと…食べ物を食べても感じないこともありました」と赤裸々に激白した。ただ、10日間の入院生活を経て「今はもう治りましたし、元気です」と万全を強調する。

 基礎疾患を持つ人は「重症化しやすい」と言われている。1型糖尿病を抱える岩田稔も違和感を覚えていた。

 「コロナと関係なく1型糖尿病の人たちは風邪をひいたら血糖値が上がって落ちにくい。それと同じような症状が出ていたので、なかなか血糖値が下がらんなとか感じましたね」と岩田稔。危険性を身を持って体感したからこそ、同じ持病と闘う人々へ「そういうことをいろんな人にも伝えていけたら」と力を込めた。

 今季でプロ16年目。生え抜きではチーム最年長となる。「優勝してみたいです。そのための必要なピースにならないといけないと思う。どこで投げてもいいような状態にしていきたい」。ウイルスを乗り越えた左腕が、一歩ずつ歩みを進める。

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