巨人から阪神移籍の山本“川相塾”再び 春季Cの再指導心待ち
巨人から金銭トレードで阪神に移籍した山本泰寛内野手(27)が27日、甲子園クラブハウスを訪問した。代表取材に応じ、古巣在籍時の恩師で、1軍キャンプの臨時コーチを務める川相昌弘氏(56)の“再指導”を待ち望んだ。
思わぬ形での再会が宜野座で実現する。「まさかなんですけど」と山本も驚きを隠しきれない。“川相塾門下生”として過ごした関東での日々が現在の礎ともなっている。
プロ3年目の18年。当時、巨人で2軍監督だった川相氏から守備やバントなどの基礎をたたき込まれた。「野球の繊細さというか、川相さんはすごく細かく指導してくれる」。再び、指導者と選手の関係となる。学びたいことは多い。
「状況に応じての打撃、考え方は超一流だと思うので改めて聞きたい」。目標の開幕スタメンをつかむためには、二遊間で糸原や木浪らを上回る存在感を示さなければならない。川相臨時コーチから野球を教わり、生存競争を勝ち抜いてみせる。