阪神ドラ1佐藤輝 「1番・左翼」実戦デビュー!4日紅白戦で高山と新旧ドラ1対決

 1セット目を終えいきなりガッツポーズ。手前は山本
 サーキットトレで躍動する佐藤輝
 サーキットトレで躍動する佐藤輝
3枚

 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が4日の紅白戦(宜野座)に「1番・左翼」で“実戦デビュー”することが3日、分かった。矢野監督が佐藤輝の打順を明言。相手の1番打者が高山俊外野手(27)であることも明かし、「(外野争いの)ライバルなわけだから」と新旧ドラ1野手のアピール合戦に期待を抱いていた。

 4球団競合の末、阪神に入団した佐藤輝のタテジマ“初打席”はトップバッターで迎える。4日・紅白戦の先発起用は決定していたが、どの打順を担うかが注目されていた。試合前日となったこの日、矢野監督は報道陣に満を持して明かした。

 「ネタ的には…高山、佐藤輝を1番、1番で行こうかなと」

 「1番・佐藤輝」。近大野球部在籍時も中軸を担うことが多かっただけに、なじみの少ない打順でもある。スラッガータイプの佐藤輝を1番打者に据える理由とは-。「打順は別に関係ないよ」と前置きしつつ、起用の意図を説明する。

 「1番で打席に多く立てたらそりゃいいしさ。ファンの人も見たいでしょ。打席が多く回れるんやったら輝(佐藤)自身もプラス」

 6イニングと決められている紅白戦。先頭打者であれば、より多く打席が回る可能性がある。コロナ禍により無観客となっているキャンプで、画面越しに佐藤輝の姿を楽しみにしている虎党のために1番起用を決めた。

 高山との競争意識を持たせるという意味合いもある。新旧ドラ1で外野の定位置争いが待ち受けているだけに、両者を1番打者で起用することにより、競争心をあおらせることができるのが狙いだ。

 「同じ条件のところで並べてやってみてもいいかなと。佐藤と俊がお互いライバルとして『よーし負けへんぞ』って。輝の方はないかもしれないけど、俊はあるよ絶対。他の打順で並べるより、その方が(気持ちが)入るじゃん」

 レギュラー返り咲きを狙う高山もキャンプでは目をぎらつかせ、必死に振り込んでいる。そんな高山に負けない存在感を実戦で発揮していきたい。練習前の円陣で行われた、紅白戦のホームとビジターを決めるじゃんけんで、佐藤輝は高山に勝利。“前哨戦”ではリードだ。

 「一番打席が回ってくると思うので、チャンスは多いと思います。でも一本、一本集中してしっかりやっていきたいと思います」と練習後、意気込んだ佐藤輝。激戦模様の外野の定位置争い。いよいよ戦いの火ぶたが切られる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス