阪神ドラ2伊藤将 完璧デビュー!初実戦で2奪三振、三者凡退斬り

 6回に登板し好投する伊藤将
 6回に登板し好投する伊藤将
 紅白戦で好投する伊藤将
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 「阪神紅白戦、白組7-3紅組」(7日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 本人も納得の実戦デビューとなった。六回に登板した阪神ドラフト2位の伊藤将司投手(24)=JR東日本=が7日、2奪三振での三者凡退斬りと完璧な内容。下位打線だったとはいえ、持ち味を存分にアピールしてみせた。

 見せ場は先頭の北條を一塁ゴロに打ち取って迎えた、小幡との対戦だ。カウント2-2からの7球目。インコースの膝元にビシッとキレのいい141キロ直球を投げ込み、見逃し三振を奪った。

 「小幡もいいバッター。どういう配球で来るか考えながらやっていたと思う。その裏をかいたり、そういう投球ができたとは思います」。藤浪のような剛球はない。投球の組み立てと制球力で打ち取る、左腕の真骨頂とも言える会心の内容に思わず笑みがこぼれた。

 続く栄枝とのルーキー対決では1-2から121キロの抜いたチェンジアップで空振りの三振を奪う。「高さも良かったし、一番いいチェンジアップでした」と自画自賛。「緊張よりもアピールできる機会というワクワク感の中で投げられた。上々ですね」というコメントも含めて、実戦タイプの強心臓を持っている。

 矢野監督も「ピッチングに余裕がある」と目を細めた13球。即戦力左腕が、まずは評判にたがわぬ快投で存在感を見せつけた。

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