阪神ドラ1佐藤輝が衝撃2ラン!対外試合デビュー戦、圧巻パワーで右翼席へ
「練習試合、阪神8-5日本ハム」(9日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)
いきなり衝撃を与えた。阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が初の対外試合・日本ハム戦に「2番・左翼」で先発出場。第3打席に豪快に“プロ初本塁打”を放つなど、3安打3打点をマークした。
強烈な一撃が飛び出したのは、1点を追う五回無死一塁で迎えた第3打席だった。この回からマウンドに上がった右腕、鈴木健から打った。カウント1-2からの4球目、125キロの変化球を捉えた。体を鋭く回転させ最後は右手一本になりながら、圧巻のパワーを発揮。高々と舞い上がった打球は右翼ポール際に吸い込まれ、逆転2ランとなった。
実戦9打席目で飛び出したアーチ。ダイヤモンドを一周した後は笑顔でナインに迎えられた。黄金ルーキーが真価を発揮しだした。
佐藤輝は以前、本塁打を打つことについて「1番楽しいことです」と言及していた。幼い頃から遠くに飛ばすことが大好きだった背番号8が、公式戦ではないが、大きな一発を放ち、新たな一歩を踏み出した。
1点ビハインドの初回1死走者なしで迎えた第1打席は右前打。右腕西村の低めの変化球を仕留めた。第2打席は中飛だったが、本塁打後の第4打席は右翼線へ弾丸ライナーの二塁打。第5打席は三振で5打数3安打3打点の大暴れとなった。