阪神・平田2軍監督が荒木、江越、板山ら野手陣評価 第2クール総括
「阪神2軍春季キャンプ」(9日、安芸)
阪神の平田2軍監督がこの日最終日だった第2クールを総括。特に野手陣の名を挙げて「荒木は仕上がっている。江越、板山もバッティングの感じがいいし、(1軍に)いつ呼ばれてもいいくらい」と評価した。
今クールは、8日に初の実戦形式となるシート打撃が組み込まれるなど、おのおのがアピール。遠藤が2安打を放ち存在感を示したほか、ドラフト7位・高寺(上田西)が2打数無安打に終わったものの、外角低めの難しいコースに反応して、鋭い左飛を放つなど可能性を見せた。
また、今キャンプでは午後7時半頃まで安芸ドームで練習に励む選手もいるなど技術向上に余念がない。朝のアップ後には、施設内の坂道を駆け上がるといった強化ランニングのメニューで下半身を鍛えている。
投手陣では今クールに藤川球児SAが視察に訪れ及川や石井将、牧らへ助言。平田2軍監督も、若手投手陣にもたらす効果に期待を寄せている。
「石井はサイドスローにフォームを変えたというところで。変則のピッチャーが1軍にもいないということでSAも注目したと思うし。牧にしても、もう一皮むければもっといいボールがいく」
11日からスタートする第3クールでは、社会人との練習試合も予定されている。若虎たちのアピールが本格化する。