G秋広に負けてない!? 桑原打ちの阪神ドラ7・高寺を平田2軍監督が大絶賛
「阪神2軍春季キャンプ」(14日、安芸)
阪神2軍も第3クールが終了。この日は、シート打撃が行われ、桑原、伊藤和、小林、守屋が登板。桑原は6人の打者と対戦し、1安打1四球2奪三振と結果を残した。その桑原から唯一の安打を放ったのが、高卒ルーキーのドラフト7位・高寺(上田西)。連日の安打に平田2軍監督も大絶賛だ。
一問一答は以下の通り。
-桑原がいい投球を見せた。
「いい球がいってたし、まだ制球のばらつきはあるにしても、変化球もフォークを交えたり、しっかり腕も振れてたし、順調だね」
-今キャンプから試しているフォークは実戦で使えそうか。
「いやいや使えるよ。江越に投げたりしてたけど、1月の鳴尾浜の自主トレからブルペンでずっと順調にしっかり投げ込んできてるんでね。非常に仕上がりはいいよ」
-1軍を意識しないといけない選手。
「当然当然。1軍というよりセットアッパーとか、そういう位置でという気持ちが強いだろうし。今年にかける気持ちは自主トレから見ていてわかる」
-その桑原から高寺が打った。
「いや~、これも見事な内角の球をね。後ろから見てたけど、あれを詰まらずにセンターへはじき返した。高寺はシート打撃から、1カ所のフリー打撃を含めてずっと内容がいいもん。最初は島田や熊谷と引けを取らんなと評価したけど、実際に結果を残してるんでね。目立つよね。普通は初めてのことだらけで、バテバテだと思うで。そういったことを考慮しても大したもんだよ」
-練習前の円陣では西勇の言葉を使って訓示を送っていた。
「中盤ということもあってね、もう一度キャンプの前に言った一つ一つの行動が野球人生にプラスになるようにというところで。道具を大事にするとか、落ちているゴミを拾うとか。ボールが落ちているのに素通りする選手とかを、今も注意するけど、やっぱり人がねんざしないようにとか、そういう気配り目配りをもう一回キャンプ中は意識して。当然、この3クールまでみんながキャンプにかける気持ちは伝わってきてるんでね。もう一回、あと3クールでもう一度一つ一つの行動を野球につなげていこうと」
-中田が左ふくらはぎの張りを訴えた。
「ふくらはぎは気をつけなあかんのでね。今は無理することもないし、賢一も順調に来て、アップから若いやつを引っ張ってくれているんでね。大事に至らなきゃいいけど」
-島田がアップから外れていたが。
「昨日の試合でホームに帰ってきた際に、捕手と交錯して、逃げようとして左足のかかとを打っているから。今日大事を取って、明日様子見たら、次のクールからはいけるからなと。打ったりするのは大丈夫だけど、今は無理する必要もないし」