阪神・平田2軍監督激怒「下手くそ」「あかん」「ずっとマシンでバントしとけ」

バント練習に取り組む阪神・藤田健斗ら=安芸市営球場(撮影・神子素慎一)
バント練習後、指導する阪神・平田勝男2軍監督=安芸市営球場(撮影・神子素慎一)
バント練習するナインに指示する阪神・平田勝男2軍監督=安芸市営球場(撮影・神子素慎一)
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 「阪神2軍春季キャンプ」(17日、安芸)

 阪神の平田2軍監督が野手のバント練習で激怒した。11時40分頃からバント練習が開始。一塁側、三塁側のライン際に狙うようにと、フェアラインから2メートル内側にも白線を引き、その間にボールを転がす練習が始まった。

 初めは順番で回っていたが、あまりにも失敗が続き、平田2軍監督の言葉が厳しくなる。「下手くそ」。「あかん、次や」。たまらず、ファウルグラウンドでもコーチ陣がボールを投げ、バントする練習が追加で始まる。

 一塁側と三塁側に連続で決まれば終了となり、まずは俊介が一発で成功。板山や江越、荒木、長坂らも何度かミスはありながらも、序盤で成功し、午前の練習から上がっていく。

 中盤に片山も成功。「よしっ」と声を上げた。続いて、藤田も成功する。ただ、ドラフト7位・高寺(上田西)、遠藤、熊谷、奥山がなかなか決まらない。最後に高寺と熊谷は何とか成功したが、指揮官の怒りは収まらなかった。

 最後まで残った4選手を集め、「お前らはもうバッティングせんでええ。練習が終わってからもサブグラウンドでマシンを使ってバントしとけ。休みの日も出てきてやっとけ」と、猛練習を課した。

 結局、バント練習は12時半に終了。50分間に及ぶ、猛特訓だった。気温も低く、風も強い安芸は平田2軍監督の怒りで選手たちの表情はさらに凍り付いていた。

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