遥人の穴は俺たちが埋める!阪神開幕ローテ争い…藤浪、西純、ドラ2伊藤将ら混沌

 「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)

 阪神は17日、高橋遥人投手(25)が前日16日の楽天との練習試合に登板後、沖縄県内の病院を受診し、右脇腹の筋挫傷と診断されたことを発表した。全治期間は明らかにされなかったが、左腕はこの日から別メニュー調整となり、自身初の開幕ローテ入りは絶望的となった。

 “遥人ショック”によって、開幕ローテ争いは混とんとしてきた。西勇、青柳、秋山は当確。福原投手コーチは「みんな競争。他のピッチャーもチャンス」と強調する中、順調にキャンプを送る新助っ人のチェンに続き、復活を目指す藤浪が2年ぶりの開幕ローテ入りに大前進だ。

 今キャンプの藤浪は「まずローテに入らないといけない」とアピールに燃えている。初実戦に臨んだ7日・紅白戦は2回1安打無失点と好投。この日は午後からブルペンに入り、サークルチェンジなど変化球の習得に励んだ。金村投手コーチが「向上心が高い。いろんな軌道を投げたいというのは、感覚がいいということ」と太鼓判を押すように、表情にも充実感が漂う。14日の広島との練習試合は雨天中止となったが、仕上がりは上々だ。

 先発6番手に急浮上するのが、ドラフト2位・伊藤将(JR東日本)、高卒2年目の西純の新戦力だ。この日、ブルペンで今キャンプ最多となる80球を投げた伊藤将は「完投できるような体力を付けていきたい。(先発は)左も多いわけじゃないので、そこをしっかり取れるように頑張っていきたい」と闘志を燃やした。

 対外試合の“開幕投手”を務めた成長株の西純も「自分にとって大事な出番が多くなってくると思う。試合でも結果を残せるようにやっていかないといけない」と力を込める。斎藤、馬場、小野らもチャンスをうかがう。救世主の台頭がチームの危機を救う。

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