阪神・藤川SAが巨人で最も苦手にした強打者とは?「ダントツ。一番、衝撃的な打者」
阪神の藤川球児SA(スペシャルアシスタント)が20日、小籔千豊がMCを務める『こやぶる SPORTS』(関西テレビ)に出演した。
巨人ファンからの「巨人のバッターで一番嫌だった選手は誰ですか?」という質問に対して、「松井秀喜さんですね。ダントツで。唯一かもしれないですね。日本球界で対戦した中で」と返答した。
藤川SAは現役時代、巨人に対して強い対抗心を燃やしていた。だが、巨人、ヤンキースなどで活躍し、日米通算507本塁打を放ったスラッガーは別格だったという。
「嫌というか、無理。凡打の想像がつかないし、ホームランを打たれる想像もつかないんですよ。相手の結果待ちですね。ボールを投げてキャッチャーに到達するまでに、松井さんがスイングを仕掛けてきて、ボールがバットに当たるのか当たらないのか。そして当たった打球がどうなるのかが読めないですね」
小籔が「えー?」と驚くと、「とんでもなくスイングが速くて、始動が遅くて。スイングのスピードと、弾道が全然違っていた。打球スピードも、松井さんの動くスピードと全然違うんです。見たまんまじゃないのが飛んでくるので、僕の人生の中では一番、衝撃的な打者でしたね」と理由を明かした。
また、藤川SAは2002年9月23日の巨人戦で、先発して松井氏に1試合2本塁打を浴びた試合を挙げて「いまだに鮮明に覚えています」と話し、「師匠のレベルですよね。達人のレベルです」と賛辞を惜しまなかった。