【中田良弘氏の眼】阪神・西純に求めたい荒々しさ
「練習試合、中日9-4阪神」(20日、Agreスタジアム北谷)
阪神・西純には物足りなさを感じた。初回の3ランは2ボールからの甘く入った直球を打たれたわけだが、直球を狙われるカウントで、そのまま普通に打たれたような形だ。全体的にボールが遅かったようにも思うが、投球自体がおとなしく見えるため、余計にそういった印象を受ける。
高校時代は、気持ちを前面に出しながら投げていたイメージで、それが彼の良さでもあったと思う。昨年からのフォーム修正の成果か、以前よりも投球時にあまり首を振らないようになってはいるが、いい意味での荒々しさがなくなったように映る。これはキャンプ序盤から感じていたことだ。
今日の中日打線は主力選手も名を連ねていた。それだけに、細かいコントロールより、バッターに向かっていく気持ちみたいなものをもっと出しても良かったのではないか。もちろん、まだ今はいろいろな取り組みの中での過程の段階でもあるだろうが、「原点」を忘れずにやっていってもらいたい。
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