一流同士だからこその“熱量” 阪神・大山と岡田氏の白熱対談

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏(63)が、阪神・大山悠輔内野手(26)と対談した。共に右打者で虎の4番に座った経験を持つ2人のトークは、岡田氏がバットを手に大山のクセを指摘するなど白熱。05年以来16年ぶりの優勝には右打者の活躍が重要と指摘し、大山自身も「優勝キャプテン」になることを誓った。同席した担当記者が2人の対談を振り返った。

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 「せやからな」という言葉とともに、大山が持っていたバットを岡田氏が手にした。椅子から2人が立ち上がり、岡田氏がスイングして走りだす動作を実演。指摘されたポイントをじっと見つめていた大山。これまで対談取材に同席してきた中でも、一番の“熱量”があったように思う。

 スイング後の動作にクセがあることは、素人目線ではまったく気づかない細かい部分。そこを岡田氏が指摘し、大山自身も問題点を把握していた。

 さらにスイング分析、配球論、そして中軸を任された者にしか分かり得ない矜恃(きょうじ)-。「本当に聞きたいことがいっぱいあるんよ」という岡田氏の言葉からスタートした対談。一流のプロ同士が織りなす“会話”は、非常に興味深かった。(デイリースポーツ野球デスク・重松健三)

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