小山正明氏が三宅秀史氏を悼む「派手ではないけど三塁守備は完璧だった」

 デイリースポーツ評論家・小山正明氏が5日、3日に心不全のため死去した阪神OBの三宅秀史氏を悼んだ。

  ◇  ◇

 三宅は私と同じ昭和28年入団で、同い年。最初は目立たん存在やった。でも守りがうまくて、足も速くてねえ。3年目ぐらいにはサードのレギュラーになった。

 決して派手ではないけど、三塁の守備は完璧やった。何度も助けられた。よっさん(吉田義男氏)との三遊間コンビは鉄壁で、巨人の長嶋-広岡コンビより一枚上やったね。

 今でも思い出すのは川崎球場(1962年9月6日)での試合前練習のこと。私が遠投したボールが三宅の目に当たってしまった。もちろん狙って当てたわけじゃないけど、今でも非常に申し訳ないと思ってる。

 つい最近、あいつ今ごろ何しとんやろなあと思ってたんや。同世代がみんな亡くなっていくなあ。寂しい限りや。

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