佐藤輝・聖地弾 阪神新人のOP戦2発は田淵、岡田、八木…大打者に並ぶ
「オープン戦、阪神-広島」(10日、甲子園球場)
阪神ドラフト1位の佐藤輝(近大)が“甲子園1号”を放った。3点リードで迎えた五回、2死二塁。広島2番手のスコットのど真ん中に甘く入るツーシームを左中間スタンドに運ぶ衝撃の一打となった。
「甘いボールをしっかり捉えることができて良かったです。この甲子園でファンの皆さんの前で初めてホームランを打つことができて良かったです」と振り返った。
佐藤輝は3月5日のソフトバンク戦以来、オープン戦2号本塁打。阪神の新人選手がオープン戦で2本以上の本塁打を記録したのは1987年の八木裕以来。80年には岡田彰布が2本、72年には望月充が3本、69年には田淵幸一が2本放っている。
また、阪神の新人が甲子園のオープン戦で本塁打を打ったのは、2002年3月13日・日本ハム戦での浅井良以来。
佐藤輝は第1打席で内野安打、第2打席で二塁打を放っており、サイクル安打に王手をかけていたが、七回の守備で交代した。
阪神新人のオープン戦1試合3安打は2019年3月12日・中日戦(ナゴヤドーム)での木浪聖也以来。