阪神・マルテ 3番奪取へアピール弾!OP戦2号ソロ フォーム改良で確実性アップ
「オープン戦、阪神3-3西武」(12日、甲子園球場)
鋭いスイングで聖地に激しい衝突音を響かせた。一塁ベースを蹴り、笑みを浮かべる阪神・マルテの手に残ったのは、確かな手応え。助っ人が、開幕3番奪取に上々のアピールだ。
3点を先制された直後の初回2死。高橋に対して外角低めの直球を2球見極めて2ボール。続く、真ん中に入った直球に反応し、コンパクトなスイングで完璧に捉えた。
「あまいボールを狙って、そのボールを一発で仕留めることができてよかった」。打球は高い弾道で左翼席へ一直線。7日・ソフトバンク戦以来となるオープン戦2号ソロで反撃への機運を高めた。
今季は1番・近本、2番・糸原の並びが有力。左打者が続くため、矢野監督は開幕3番について「マルテかサンズかと思う」と右の助っ人を起用することを示唆した。まずは、この日3番に座ったマルテが結果を残した。
外国人枠争いも激しい。「あまりそこは気にせずに自分の仕事をすれば、結果は付いてくると思うから、自分のやるべき仕事に集中していきたいね」と意気込む。
来日3年目。確実性を高めるために打撃フォームを改良した。構える際に右肩とバットの間隔が空いていたが、肩に乗せるように変更。左足のステップも小さくした。勝負強い打撃で存在価値を高め、サバイバルを勝ち抜く。