阪神 救援争い激化!残り3枠に5人 G完封リレー馬場、小林、桑原を矢野監督絶賛
「オープン戦、阪神1-0巨人」(14日、甲子園球場)
阪神・矢野監督が救援陣の好調ぶりに、うれしい悲鳴だ。小林と桑原が1イニング2奪三振とピシャリ。「すばらしい。誰が勝ちパターンにいってもいいように、いろんなバリエーションが作れる」と満足そうにうなずいた。
中継ぎ競争が激しさを増してきた。開幕のブルペンは8枠と予想され、守護神・スアレスに加えて、指揮官は「岩崎と岩貞がそこに入ってくると思う」。エドワーズは決定的で、6試合連続無失点中のドラフト8位・石井大(四国ILp高知)は1軍当確ランプをともしており、加治屋、小野、さらにこの日登板した馬場、小林、桑原も虎視眈々(たんたん)と1軍枠を狙っている。
中でも2軍安芸キャンプスタートだった両右腕の奮闘が光る。指揮官は「小林は素晴らしいね。あれだけ角度があってキレがあると変化球も生きてくる」と言えば、桑原についても「球の勢いもキレも申し分ないボールだった」と絶賛だった。
キャンプ中にペースダウンした岩崎は16日の教育リーグ・中日戦(ナゴヤ球場)で今季初実戦に臨む予定。福原投手コーチによれば、2月28日の練習試合・ヤクルト戦(浦添)を最後に実戦から遠ざかっている岩貞の復帰登板も近い。両左腕の復帰で、競争はいよいよ最終局面に入る。