阪神・西勇 らしさ全開!完全復調アピール5回2失点 矢野監督「申し分ない」
3枚
「オープン戦、ヤクルト6-9阪神」(16日、神宮球場)
最高気温22度。春の訪れを感じさせた神宮で、阪神・西勇が完全復調をアピールだ。今年最長となる5回を6安打2失点。開幕2カード目の30日・広島戦(マツダ)へ、調整遅れの不安を吹き飛ばした。
今季も変幻自在の投球術は健在だ。初回を三者凡退に斬ると、二回は無死一塁から内川を内角シュートで空振り三振。一走・村上はけん制で刺した。投球だけでなく、フィールディングでも“らしさ”全開だった。
今春はぜんぞくが悪化した影響でキャンプを途中離脱した。5日・ソフトバンクとのオープン戦で今季初実戦に臨み2回無失点。10日の教育リーグ・オリックス戦も4回無失点と状態を上げてきた。
矢野監督は「申し分ないというか、まだ状態も上がると思う」。本命視された開幕投手は藤浪に決まったが、指揮官の信頼は揺るがない。西勇も「開幕まで残り少ないですが、自分のやるべきこと、細かいことをしっかり丁寧にやって開幕に臨んでいきたいです」と見据えた。「3・30」まで残り2週間。万全に仕上げていく。