阪神開幕ローテ ドラ2伊藤将&ガンケル入った 球団新人投手7年ぶり抜てき
阪神の開幕ローテの陣容が固まった。開幕2カード目の31日・広島戦(マツダ)の先発が有力視されていたチェンが、17日の教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)で5回2/3を11安打8失点と大炎上。一夜明けて矢野監督は「ある程度もう決めていかなアカンところに来てるから。チェンも昨日良くなかったんで、そういうところで言うと、将司(伊藤)もガンケルも入れようかなと思ってるけど」と先発陣の構想を明かした。
これによって、開幕カードのヤクルト3連戦(神宮)は藤浪、青柳、ガンケルで臨み、2カード目の広島3連戦は西勇とドラフト2位・伊藤将(JR東日本)、秋山で向かうことが濃厚となった。新助っ人・アルカンタラの来日メドが立たない中、ガンケルは2年連続、伊藤将は球団新人投手では14年の岩崎以来、7年ぶりの開幕ローテ入りとなる。
目標に掲げてきたローテ切符を手中に収めても、伊藤将は喜びを口にしなかった。「自分の中でもまだ確定していないので。まだ試合も残っている。開幕までしっかりアピールして、気を緩めずにいきたい」と力を込めた。
キャンプから順調にステップを踏み、対外試合3試合、計8イニングを投げて1失点。3月6日・ソフトバンク戦を経て「1軍レベルを感じられた。(状態は)まだまだ上がると思う」ときっぱり。次回はファームで登板する見込みで「結果を残すことを目標にやっていきたい」と意気込みを口にした。