阪神ドラ1佐藤輝、長嶋超えで開幕や ウル虎ユニに負けない「派手な活躍を」

 “ミスター超え”で開幕に弾みをつける。阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(22)=近大=が18日、甲子園室内で行われた全体練習に参加。ここまでのオープン戦で6本塁打を放っている怪物ルーキーは、シーズンでの「派手な活躍」を誓った。まずは開幕前残り3戦となったオープン戦で、巨人・長嶋茂雄が新人時代に放った7本塁打超えに挑む。

 スーパールーキーは発するコメントも実に心得ている。この日、発表された『ウル虎の夏2021』で着用するサードユニホーム。黄色の虎柄を基調に、前面には虎の顔が大きく目立つ大胆なデザイン。その第一印象を「すごい派手だなと思いました」と明かした佐藤輝は力強く続けた。

 「このユニホームに負けないぐらいの派手な活躍をしたいと思います」

 虎の“エイトマン”は、すでに強烈なインパクトを残している。17日の西武戦で、ドラフト制以降のプロ野球新記録となるオープン戦6本目の本塁打を3戦連発で決めた。

 甲子園室内での練習後に「いつも通り自分らしく力強いスイングをしていきたい」と誓った怪物が、次に狙うのは“ミスター超え”だ。ドラフト制が導入される前には1948年の別当薫(阪神)、58年の長嶋茂雄(巨人)が新人時代のオープン戦で7本塁打をマークしている。

 レジェンド超えまであと2本。「そこへの意識はないですけど、一戦一戦打てるようにやっていきたい」と話す佐藤輝は、本塁打記録よりも開幕カードを任されるオリックスのローテ投手との対戦に腕をぶす。

 「3試合とも好投手が投げてくるので、しっかりとそういった投手から打てるように頑張ります」

 オリックスは山本、山岡らが先発予定で、開幕投手を務める山本は同学年。「球界を代表する投手なので、同世代などは関係なく、自分のスイングを心掛けていきたい」。16日のヤクルト・寺島、17日の西武・今井に続く、同学年の好投手からの一発を狙っていく。

 63年前、立大から巨人入りした長嶋茂雄はオープン戦19試合で12球団最多の7本塁打を放った勢いのまま、シーズンでも本塁打、打点の二冠王に輝いた。佐藤輝はここまで10戦6発。目下3戦連発、直近6試合で5発の超ハイペースで本塁打を量産している。オープン戦は残り3試合。開幕前の総仕上げとして、“レジェンド超え”をド派手に決めてみせる。

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