阪神2軍・及川が5回7奪三振2安打無失点 平田監督「安心して見てられた」
「ウエスタン、中日2-4阪神」(27日、ナゴヤ球場)
阪神2軍はプロ2年目の選手が活躍し、中日2軍に勝利した。先発した高卒2年目の及川雅貴投手(19)が5回2安打無失点。公式戦最多となる7奪三振の快投で勝ち投手になった。
打線は同じく高卒2年目の遠藤成内野手(19)が2点適時打を放つと、大卒2年目で育成の小野寺暖外野手(23)も適時打をマークした。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-及川が5回無失点の好投を見せた。
「及川は素晴らしいねぇ。この前はジャイアンツ戦(14日のオープン戦)でいい経験をさせてもらって、真っすぐも良かったし、ツーシームやチェンジアップも良かったし。すごく安心して見てられたわね。コントロールも今日はフォアボール2個やろ。そういったところでは安心して見てられた」
-三振も7つ奪った。
「何個や?(7個です)7個やろ、5イニングで。ケンヤ(長坂)がうまいことリードしてたにしても、ストレートが走ってるから、チェンジアップとかツーシームみたいなのがいいもん。今、中日打線はいいからね。その相手に今日なんかも素晴らしい。これで西(純矢)と2人で競争だ。いい同級生でライバルになるよ」
-1軍を経験したことも大きい。
「この前のジャイアンツ戦を経験させてもらったということは、矢野監督とも話したけど、やっぱりジャイアンツ戦だったし、それはもういい経験になってると思う」
-同じく2年目の遠藤や小野寺も適時打が出た。
「小野寺にしても遠藤にしても積極的に、去年我慢して使ってたところが少しずつ積極性やそういうのが出てきてるわな。小野寺にしてもやっぱり支配下になりたいという食らいつき、そういうところが打席でもやっぱり出てるよ」
-一方で小川は二回途中4安打2失点だった。
「一平がね…まだまだ彼本来の去年のいい時のコントロール、球威、腕の振り、全てにおいてまだまだだな。この前、筑後で戻ってきたかなと思ったんだけどね。2アウトからパンパンパンだもん。石井がそういうところで、1球だったけどああいうところでね、今日は石井だよ。及川と石井」
-中谷は初回に適時打を放った。
「その後がダメ。マサヒロ(中谷)は1本打ったからってレベルじゃない。マサヒロや高山は。高山は今ね、気落ちしてるんじゃなくて、結果を出そうというところの姿勢が強すぎるんでね。ベンチでも引っ張っていってくれてるし、それはあるんだけど、やっぱりちょっと高山は結果を出そうとしすぎてるわな。中谷でもそう。もっと上を目指してほしい、上で何かあった時は取って代わる選手なんでね」