阪神・チェン、修正6回6安打1失点5奪三振 前回は大炎上
「ウエスタン、阪神-オリックス」(30日、鳴尾浜球場)
先発として最低限の仕事を果たした。先発したチェン・ウェイン投手(35)は6回6安打1失点で5奪三振。前回登板では大炎上したが、経験豊富な左腕が修正した姿を見せた。
初回、先頭の山足に141キロ直球を捉えられるも二直に抑える。続く西野は味方の失策で塁に出したが、元を3球三振、西野はけん制でアウトにした。
二回は来田を144キロ外角直球で見逃し三振。西村は低めの直球で空振り三振に斬った。2死から後藤にはスライダーをうまく合わせられて中前打を許したが、フェリペは難なく三ゴロに仕留める。
三回は1死から勝俣に140キロ直球を完璧に捉えられ、左中間フェンス上部直撃の二塁打を浴びた。ただ、後続を斬り、本塁は踏ませない。
四回は1死から連打を浴びて一、二塁のピンチを招く。それでも後藤を遊ゴロ併殺打で抑え、切り抜けた。五回はこの日、初めて走者を許さず、8球で三者凡退。前回登板で投げきることができなかった六回もマウンドへ上がった。
ここで失点を許す。先頭・山足に中前打を浴びると、犠打で1死二塁。打席には新人の元を迎える。カウント2-2から甘く入った140キロ真っすぐをはじき返された。打球は左翼・高山の頭上を越える適時二塁打。後続は落ち着いて抑え、この回で降板した。
前回登板した17日の教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)では5回2/3を投げ、11安打8失点と炎上。開幕ローテ入りをつかむことができなかった。ファームで調整を重ね、中12日空けての実戦登板。今後につながる投球となった。