阪神の先発・西勇は7回5安打1失点 森下と投手戦も援護なくリード許して降板

 6回、菊池涼に先制適時打を許す西勇(撮影・田中太一)
 1回、ピンチを切り抜けベンチへ戻る西勇(撮影・飯室逸平)
 1回、力投する西勇(撮影・飯室逸平)
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「広島-阪神」(30日、マツダスタジアム)

 先発した阪神の西勇輝投手は7回5安打1失点だった。球数80球の省エネ投球も菊池に手痛い一打を浴びた。打線の援護にも恵まれず、勝ち投手の権利を持たず降板となった。

 森下との投げ合い。0-0の投手戦が繰り広げられる六回に森下は代打が送られ、6回無失点で降板となった。その代打・メヒアにバットを折りながらも左前打を浴びる。田中広に犠打を決められ、1死二塁。ここで菊池涼に内角球を運ばれ、先制適時打を浴びた。

 五回までは見事な投球だった。初回、先頭・田中広に左前打を浴びた。ただ、焦ることなくけん制で刺し、今季初のアウトを取った。ただ、菊池涼には不運な内野安打を許す。西川は遊ゴロで斬ったが、鈴木誠の強烈な打球を二塁手・糸原がはじき出塁(記録は糸原の失策)。それでも、坂倉は1球で二ゴロに仕留めた。

 二回はわずか5球、三回は10球、四回は9球で三者凡退。五回に初回以来の安打を許す。1死でカウント3ボールから広島の新外国人・クロンに内角シュートを左前に運ばれた。ただ、堂林を1球で三ゴロ併殺打に仕留め、結局この回も7球でスコアボードに「0」を刻んだ。

 七回は先頭・坂倉を四球で歩かせたが、この日2回目となるけん制死でピンチは作らない。2死から投球後にマウンドへ座り込み、足を痛めたような表情も見せ、トレーナーが駆けつけるアクシデントもあった。ただ、続投し、クロンを空振り三振に斬って、マウンドを降りた。

 右腕は球団広報を通じて、「自分自身の今シーズン初戦でしたけど、いつもと変わることなく試合に入れましたし、先発としてイニングを多く投げるということはできました。チームが逆転してくれることを信じて応援します」と話した。

 今季初登板で見事な投球内容だっただけに、六回の唯一の失点が悔やまれる。広島戦は通算17試合の登板で10勝1敗、防御率2・23と好相性。さらにマツダスタジアムでは9試合で6勝0敗、防御率2・11と負け知らずだが、打線の援護もなく、勝ち投手の権利をつかむことはできなかった。

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