阪神・秋山 先頭斬り態勢ヨシ!「今年は違うぞ」“打倒・巨人”へメラメラ
阪神・秋山拓巳投手(29)が5日、甲子園で投手練習に参加し、先発する8日・巨人戦(甲子園)へ闘志を燃やした。昨季チームは8勝16敗と惨敗。最後のカード勝ち越しは2007年までさかのぼるだけに、“打倒・巨人”への思いは募るばかりだ。
「ずっと負け越しているチームなので『今年は違うぞ』という姿を僕だけじゃなく、チーム全体で見せられるような戦いをしたいですし、そういったピッチングをできればいいかなと思います」
昨季は2試合に先発して1勝1敗、防御率2・57。10月4日(甲子園)は5回2失点で黒星を喫したが、同25日(東京ドーム)は9回2失点で完投勝利を飾った。オフには「苦手じゃない。投げたかった」と伝統の一戦の登板を熱望していた。
今回の投球テーマには先頭斬りを掲げる。昨季6打数無安打に抑えた梶谷に対して「DeNA時代とはまた違った打撃をしてくると思いますし、先頭打者として塁に出さないように注意したい」と気の緩みはない。「うまい野球をしてくるイメージ」と原巨人の試合巧者ぶりも警戒する。
コロナ禍の九回打ち切りルールのシーズンでも「去年以上にイニングを投げてやるという気持ちは強く持っている」。14年ぶり勝ち越しへ、秋山が王者の前に立ちはだかる。