阪神・サンズ 村上に並んだ!4号2ラン 打点もトップでリーグ2冠
「阪神7-1巨人」(7日、甲子園球場)
打球速度166キロ、打球角度30度、飛距離129メートル-。今季から阪神の選手が甲子園で本塁打を打つと、ビジョンに弾道測定器「トラックマン」のデータが表示される。サンズの4号2ランが新たなファンサービスのお披露目となり、スタンドの虎党は大喜びだ。
「その時は見てなくて、糸井さんが後で教えてくれたんだ。フェンスを越えてくれたら何でもいいよ(笑)」。試合後は超ご機嫌、ジョーク交じりに一発を振り返った。
3点リードの五回無死一塁。桜井の速球を捉え、バックスクリーン左へ突き刺した。「センター方向だったし、いい打球が真っすぐに飛んだ。いいアプローチでいいスイングができたから、いい打球が飛んだと思うよ」。打った瞬間、アーチを確信。数値にも納得のアーチだった。
来日1年目の昨季は9月まで打率・278ながら、10月以降は打率・202とブレーキ。最終的に打率・257、19本塁打、64打点でシーズンを終えた。今季の好調の要因は「ミスショットを減らすこと」。4本塁打はリーグトップのヤクルト・村上に並び、12打点は堂々のリーグトップだ。「続けられるようにしたいね」。来日2年目は最後まで「ハッピーハンズ」を届けるつもりだ。