阪神・井上ヘッド「ハトが豆鉄砲」巨人・高橋に封じられ
「阪神0-3巨人」(8日、甲子園球場)
阪神は好調だった打線が沈黙し、巨人に今季初黒星を喫した。
3安打完封負けにスタンドの虎党からもため息ばかりが聞こえる。八、九回には先頭打者が出塁し、得点圏に走者を進めたが、あと一本が出ず。井上ヘッドも「やられたね」と話すように、序盤は先発・高橋に完全に封じ込められた。
高橋とはこの試合前まで6試合対戦し、1勝2敗。防御率1・91と苦しめられていた。
「研究してないわけではないんだけども。でもやっぱりあれだけ苦しめられるということは、何か打ちづらいというようなものが。ハトが豆鉄砲食らったじゃないけども、『あれっ?』っていうような驚きというか。そこでみんなが軽く焦っちゃったかな。今ずっとチーム状態がいい中で、0が並んでしまうと、『あれあれ』という部分が今日は出ちゃったかな。悪い方にね」
それでも井上ヘッドは次の対戦に向けて「やられたらやり返すじゃないけど、また同じやられ方ですやんっていうのがないように」と対策を練っていくと誓い、前を向いた。
9日からは敵地・横浜での3連戦。前夜までは打線が活発だっただけに、この日の負けは切り替えるしかない。