阪神・藤浪が今季初勝利「あそこで粘れたのは大きかった」ポイントは三回2死満塁

 3回、宮崎を見逃し三振に仕留める藤浪(撮影・高石航平)
 ヒーローインタビューで笑みがこぼれる藤浪(撮影・飯室逸平)
 4回、戸柱のバットを折り三ゴロに仕留める藤浪(撮影・高石航平)
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 「DeNA2-9阪神」(9日、横浜スタジアム)

 阪神・藤浪が3度目の登板で今季初勝利を挙げた。

 7回4安打2失点。「粘って何とか立て直したかなというのが感想ですね」と振り返ったように、序盤は制球に苦しんだ。

 初回は2四球で2死二、三塁。三回も2四球と安打で2死満塁とした。それでもいずれも失点を阻止した。

 特に三回2死満塁がポイントだった。宮崎に対して1ボール2ストライクから捕手・梅野が構えた所へ152キロを投げ込んで見逃し三振に仕留めた。

 「あそこで粘れたのは大きかったと思います。思い切っていくしかないと思ったんで、こっちも腹くくって思い切って腕を振っていくしかないなと思って投げました」と振り返った。

 四回以降はセットポジションに変更し、立て直した。「ちょっとタイミングが合っていないなと自分で思っていたので、それだったらセットの方がちょっとタイミングが合いそうだと思ってセットにしました」。七回に関根に2ランを浴びたが、先発としての役割を果たす121球だった。

 今季初勝利は、2020年8月21日・ヤクルト戦(神宮)以来231日ぶりの勝ち星だった。「リードして逃げ切る展開だったので、自分としてはやりやすかったですね」と9点を援護してくれた打線への感謝も忘れなかった。

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