岡田彰布氏は絶好調の阪神に「ちょっと心配になるよ」 その理由とは?

 阪神・秋山拓巳(左から2人目)と勝利のタッチを交わす阪神・矢野燿大監督(撮影・立川洋一郎)
 4回、阪神・佐藤輝明は右越えに2ランを放つ(撮影・山口登)
先発し力投する阪神・秋山拓巳=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神4-0広島」(15日、甲子園球場)

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏は、横綱相撲で広島を押し切った試合内容に「(ベンチが)何もせんでも勝てる試合。それが一番なんよ」と前置きした上で、「先発がみんな良すぎるからな。それがちょっと心配になるよな」と語った。

 この日も先発・秋山は7回3安打無失点の好投。開幕から先発陣は一度も5回を持たずに降板したことがなく、しっかりとゲームを作っている。開幕ローテメンバーの入れ替えはゼロ。先制した試合は13連勝の原動力にもなっているが「今、みんなが同じように状態がいいやんか。長丁場のペナントレースでこれが一年間、続くことはまず無いんよな。だからみんなが同じように悪くなる時期が重なってしまう…と考えるとな」と評した。

 プロ野球では約半年に渡る長期戦の中で、必ず好不調の波は出てくる。バイオリズムの中でいかに好調時を長くし、不調時を短くするかがペナントを制すポイントになると言われる。

 その上で、今後の戦い方については「とにかく状態がいい時にしっかり勝っておく。勝てるゲームはしっかり勝ちに行くという意識でええと思うよ」と語っていた。

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