阪神主砲の大山に待望の今季1号「勝利打点、決勝打になっている。すごくいいこと」

 1回、阪神・大山悠輔は先制2ランを放ち笑顔で生還する(撮影・山口登)
 1回、阪神・大山悠輔は先制2ランを放ち笑顔で生還する(撮影・山口登)
 お立ち台でポーズを決める阪神・大山悠輔(左)と阪神・秋山拓(撮影・山口登)
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 「阪神4-0広島」(15日、甲子園球場)

 阪神の大山悠輔内野手に待望の今季1号が飛び出した。

 初回2死一塁。フルカウントから床田が投じた低めのツーシームをうまくすくい上げた。今季68打席目でようやく出た主砲の一発。スタンドからは大きな拍手が送られ、ベンチでは満面の笑顔でチームメートからの祝福に応えた。

 大山は「先制点がほしいところだったので、結果的にホームランになってくれて、これが結果的に勝利打点、決勝打になっているのですごくいいことだなと思います」と振り返った。

 先発・秋山は「チームの顔にやっと一本出たので、負けるわけにはいかなかった」と、より気合が入ったようだ。「またこれで大山自身もチームも乗ってくると思う」と、チームにもたらす相乗効果に期待した。

 2戦連続で豪快な一発を放ったドラフト1位・佐藤輝(近大)も4番の一撃について「チームの4番なので、そこはもうみんな信頼してると思いますし、今日みたいに、この先も打ってくれるんじゃないかなと思います」とコメント。「僕だったり、大山さんだったり、他にもホームランを打てるバッターがたくさんいるので、しっかり打って勝っていきたい」と共闘を誓った。

 矢野監督も「モヤモヤしてる中でやっと一本出たんでね。ほんとうれしそうにベースを回っている姿も印象的でしたし、これで乗っていってくれると思います」と期待した。

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