藤川球児氏、藤浪一発の予言的中 実況アナも驚き…中継解説で

 阪神・藤川球児SA
 5回、先制2ランを放ちベースを回る阪神・藤浪晋太郎=甲子園(撮影・山口登)
 5回、阪神・藤浪晋太郎のホームラン・トラックマン計測値=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-ヤクルト」(16日、甲子園球場)

 カンテレの中継で解説を務めていた阪神・藤川球児SAが、1号2ランを放った藤浪の打席で、的確なリアルタイム評論を繰り広げた。

 カウント2-2となった場面で「話変わりますけど、案外いやなんですよ。藤浪投手の打席が、このバッテリーは気持ち悪さはあると思うんですよ。一本で1点ですから」と指摘。ここで藤浪が低めのボールをきっちりと見極めてフルカウントに持ち込んだところで「気持ち悪いですね、見逃されると。なんかちょっとそんな雰囲気がするんですよ」と投手目線で危機感を抱いたことを明かした。

 直後、フルカウントからの直球を完璧に左翼席へ放り込んで見せた藤浪。実況アナウンサーが「藤川さんの予感、大的中となりました!」と興奮しながら藤川SAに話を向けると、「これ梅野選手がセカンドに走ったことが大きく響いてるんですよ。セカンドに走ったことで、ヒットもダメになったんですよ。一塁にいるままだったら、大きく打たれてもいいのでもっとリラックスして投げれるんですけど、早い当たりのゴロでもだめだ、と。だから一気に2点みたいになっちゃうんです。盗塁したことで、外野の間を抜けることがいやなんでこういう勝負の結果になる」と展開のアヤを冷静に解説した。

 本塁打については「ほんとに素晴らしいですし、梅野選手のスチールが生んだホームランでもあるので。そして今、球場の皆さんの拍手、そういうのあると、やっぱり藤浪が愛されてるな、と選手として。あーよかったな、と」と後輩の活躍に温かい言葉をかけていた。

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