“警告試合”とは?阪神-ヤクルト 2試合計5死球で宣告 甲子園が騒然

 8回、死球を受ける大山(撮影・北村雅宏)
8回、死球を受ける大山(撮影・飯室逸平)
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 「阪神10-7ヤクルト」(18日、甲子園球場)

 甲子園が騒然となった。八回2死二塁、ヤクルト梅野が大山に死球。これを受け、真鍋球審は「警告試合」を宣告し、場内アナウンスも行われた。

 この日は七回に阪神・岩貞がヤクルト・村上に、八回には阪神・加治屋がヤクルト・塩見に死球を与えた。ヤクルトは16日の試合でも、阪神・藤浪から山田、塩見が死球を受けており、計4死球。不穏な空気が漂った直後の、八回裏の宣告だった。

 警告試合とは何か。セのアグリーメントには、「危険球により退場が宣告された場合、それ以降の判断により警告試合とする場合もある。警告試合が宣告された場合、その後の全ての死球を退場とするものではなく、故意性や悪質性が無いと審判員が判断すれば退場処分にはならない。また、危険球以外の理由によって試合途中に警告試合が宣告された場合も同様である」と明記している。

 また、続けて「なお、予め警告試合として試合を開始した場合は、死球の程度によらず自動的に退場とする」としており、05年5月15日の西武-巨人で適用されたケースもある。この時は前の2試合で両軍合わせて6死球が乱れ飛んでおり、第3戦では死球を与えたり危険球と判断された投手が即退場となる戦いだった。

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