阪神・アルカンタラ「1日でも早く1軍の助けに」2軍練習合流、変化球も試投

 キャッチボールするアルカンタラ(代表撮影)
 2人揃ってウオーミングアップするアルカンタラ(左)とロハス(代表撮影)
 ナインにあいさつするアルカンタラ(手前左)とロハス(同右)=代表撮影
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 阪神の新外国人、メル・ロハス・ジュニア外野手(30)=前韓国・KT=とラウル・アルカンタラ投手(28)=前韓国・斗山=が20日、西宮市鳴尾浜球場で2軍の試合前練習に合流した。来日後、初練習を終えたアルカンタラは、チームの一員になれたことが何よりもうれしいという。

 「1日目の野外での練習を気持ち良く終えることができました。(合流前の)一人での練習は心細かったので。やっとチームのみんなと練習できて、選手やコーチ、スタッフと関わりが持てたことが良かったです」

 ロハスとキャッチボールを行い、ロハスが打撃練習に向かった後は受け手が通訳に代わり強度も上げた。変化球も投げており「スプリットとスライダーを投げました。投げた感覚も良かったです。ボールの感覚に慣れていくことが大切な中で想像したような良い感覚で投げることができました」と手応えをにじませた。

 昨季、KBOでは20勝を挙げて最多勝に輝いたアルカンタラ。前日に福原投手コーチが「身体の調整もあるので、これから考えていければと思います」と起用法について言及していたが、先発として調整させていくことが濃厚。アルカンタラも気合が入っている。

 「試合で投げ始めたら早く準備をして、1日でも早く1軍の助けになれるように努めていきたい」。ロハスとともにVの使者として期待されるスターター。いよいよ日本野球での戦いが始まっていく。

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