阪神・矢野監督、3三振のドラ1佐藤輝「ストライクを打たないと打てない」

 7回、遊前内野安打で出塁する阪神・佐藤輝明(撮影・西岡正)
 通算1100勝の表彰を受けた巨人・原辰徳監督(手前)を見る阪神・矢野燿大監督(撮影・西岡正)
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 「巨人5-10阪神」(20日、東京ドーム)

 阪神は昨季3勝9敗と大きく負け越した“鬼門”東京ドームでの初戦に5アーチを含む11安打10得点と大勝したが、この日蚊帳の外となったのが、ドラフト1位ルーキー・佐藤輝(近大)だった。

 初回、2死一、二塁で回ってきた第1打席は巨人・サンチェスの前に空振りの三振。第2打席の四球を挟んで、六回の第3打席は左腕・大江にまたも空振り三振。七回の第4打席では、詰まった打球が投手の頭上を越えるラッキーな遊撃内野安打となり、3試合ぶりの安打を記録したが、最終打席も左腕・戸根から空振りの三振に倒れた。

 これで今季早くも33三振となった。ボールになる高めの速球や外へのボールになる変化球にバットが空を切る場面が目立つ。矢野監督は「ストライクを打たないと打てないよね。何でもかんでもね。もちろん今のテル(佐藤輝)は振っていくことで成長につながる段階ではあるんだけど、それをだんだん、頭で体で整理していくという(ことも大事)」と諭すように話すとともに、「そう簡単には打たせてくれない。これをどうするかをまた楽しみにしていきたい」と、成長に期待を寄せた。

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