阪神・矢野監督「佐藤輝なにか持っている」「体験入部」の4番デビューで満塁弾
「阪神7-3広島」(2日、甲子園球場)
阪神が快勝した。ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が4番デビューでプロ初の満塁本塁打を含む5打点の大暴れ。矢野監督は「4番はちょっと体験入部のような、体験させてみようかなというところでしたが、何かしらこういうファンの人の記憶に残ることや、びっくりするようなことを起こせるのは、佐藤輝なにか持っているなという一日でした」と、称賛した。
衝撃弾は2点を追う五回、無死満塁。野村の低めチェンジアップに泳がされながらも、右翼席へ逆転の8号満塁本塁打を放った。
満塁でめっぽう強い佐藤輝は六回、1死満塁でも左前適時打を放ち、リードを広げた。これで今季の満塁での成績は7打数4安打で打率・571、1本塁打、9打点となった。
阪神の新人が4番に座ったのは、2リーグ分立後4人目で、2017年の大山以来。佐藤輝は球団史上第107代4番打者となった。4番起用について、指揮官は「託すまではないですけど、ちょっと経験させてみて。サードで4番、ちょっといってみようかなと思いました」と語った。