阪神の新外国人、ラウル・アルカンタラ投手（２８）＝前韓国・斗山＝が１５日、東京ドームで最終調整を行い、来日初先発する１６日の巨人戦に向けて意気込みを口にした。

　「興奮しています。初めての公式戦での登板ですが、全てがうまくいくように願っています」

　キャッチボールや短ダッシュを行い、Ｇ倒の態勢を整えた助っ人。ドームでの登板は韓国でも経験があるが「どこの球場であれ、しっかりと投げるだけです」とサラリと話した。気負わず、自然体でマウンドに向かう。

　「ミーティングや試合を見ながら勉強はしていました」と巨人の強力打線については研究済み。昨季、韓国リーグ２０勝右腕がどのように打者を料理するか目が離せない。

　ウエスタンでは２試合に先発し、２勝をマーク。防御率０・００と安定感も抜群だ。首位を走る阪神のＶの使者となれるか－。ついに、アルカンタラがＮＰＢでベールを脱ぐ。