阪神ドラ1佐藤輝 超美技&中前適時打!19日、西純デビュー援護や!
「阪神3-14ヤクルト」(18日、甲子園球場)
ロハスほどの強烈なインパクトを残すことはなかったが、雨上がりの甲子園で阪神ドラフト1位・佐藤輝(近大)も快音を奏でた。8点を追う六回1死一、二塁。前2打席で空振り三振に仕留められたサイスニードを攻略だ。
初球の125キロチェンジアップを果敢に振りにいく。バットから放たれた鋭い打球は中前へと運ばれ、二走・近本が快足を飛ばして本塁に生還。点差も開いていたことから笑顔は見られなかったが、談話には安ど感がにじみ出た。
「初球から積極的に打ちにいくつもりで打席に入りました。前の2打席はやられていましたが、ランナーのいる場面で打つことができて良かったです」
前カードの16日・巨人戦の第2打席から、この日の第2打席まで5打席連続空振り三振。その中で3打席目に飛び出した中前適時打だった。
守備でも沸かせた。6点ビハインドの七回、山崎の打球が三塁線で高く弾んだ。難しいショートバウンドに前進しながらうまく合わせて捕球し、素早く一塁へランニングスロー。俊足の山崎を間一髪でアウトにし、打撃だけではなく堅い守備でも魅せた。
4打数1安打に終わったが、5月の月間打率は・333と徐々にプロのレベルに適応してきている。しかし、7日・DeNA戦(横浜)で10号ソロを放って以降は、8戦連続で本塁打が出ていないだけに、そろそろ一発を打ちたいところだ。
4時間の戦いの末、11点差で大敗した。この悔しさを胸に、必ずやり返す。きょう19日は高卒2年目右腕の西純が甲子園でプロ初登板初先発のマウンドに向かう。聖地の夜空に豪快な花火を打ち上げ、勝利をアシストする。