西山秀二氏 阪神、交流戦ビジター戦は首脳陣の腕の見せどころ
25日から2年ぶりに開幕する交流戦。2位・巨人に4・5ゲーム差を付けてリーグ首位を走る矢野阪神だが、過去15年の交流戦通算成績は165勝176敗13分けとパ・リーグ相手に分が悪い。3週間で戦う18試合の成績が、目標である16年ぶりのリーグ優勝を左右するといっても過言ではない。そこで、悲願成就に向けたデイリースポーツ評論家からの提言、記録担当からのワンポイントアドバイスをお届けする。
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セ・リーグのどのチームにも言えるが、交流戦で一番大切なのは、最初のカード、最初の試合だ。特に首位を走る阪神が、最初のロッテ戦でつまずくことは絶対に避けたい。
頭で敗れると、どうしても「パ・リーグの方が強い」というイメージが増幅されて、その後の戦い方がバタバタとしてしまう。特にセ・リーグの首位チームが、交流戦で順位を落としたケースはこのパターンが多い。
阪神には間違いなく交流戦を勝ち越せる力量がある。その力量を発揮するためには、最初に勝って、以降、落ち着いてこれまでどおりの野球をすることが肝要だ。
DH制となるビジターゲームで大山や外国人選手の絡め方、さらには通常、スタメンに名を連ねない野手の使い方といったベンチワーク、ここは首脳陣の腕の見せどころとなる。とはいえ、総体として阪神の野球が変わるわけではないし、負け越すようではリーグ優勝はおぼつかない。普段の野球を貫いて勝ち越すためにも、ロッテ戦に総力を尽くすことだ。
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