阪神・矢野燿大監督（５２）が２４日、ロッテ佐々木朗との対戦を心待ちにした。３戦目の２７日に登場予定で「そら見たいよね。楽しみやし、甲子園では投げてないと思うので。投げてきてくれたら楽しみだなと思ってます」と声を弾ませた。

　右腕は高校時代、１６３キロを計測。甲子園出場はかなわなかったが“令和の怪物”として一躍、時の人となった。指揮官もドラフト時だけでなく、プロに入ってからもテレビやニュースで動向をチェックしてきたという。

　もちろん引き立て役に回るつもりはない。パ・リーグ３位のロッテについて「バランスがいい。ポテンシャルが高い選手も多い」と警戒しつつ「うちとしては全体で戦うのが今年の野球。自分たちの野球をすることの方が大事」と力を込める。

　矢野監督自身、１９年交流戦では６勝１０敗２分けと大苦戦し、１０位に沈んだ。今季は貯金１６、２位・巨人に４・５ゲーム差をつけて突入する。チーム一丸の矢野野球を貫き、交流戦初優勝を目指す。