阪神・ドラ1佐藤輝 プロ初の1試合2発!圧巻パワーに客席から「うそ~」の声が響く
「西武-阪神」(28日、メットライフドーム)
阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が、プロ入り初の1試合2本塁打をマークした。サンズの12号ソロで勝ち越した直後の打席で、佐藤輝も負けじと12号ソロを放って見せた。
今度は直球を仕留めた。1ストライクから高橋が投じた144キロ内角直球を一閃。球場からも「ウソ~」という声が上がる中で伸びていく打球は左中間席に着弾。悠々とダイヤモンドを一周した後は、カメラに向かってZポーズを披露した。
オープン戦で高橋からホームランを放ち、「もう1本打ちたい」と返り討ちを誓っていた男が、プロ入り初の1試合2発。13試合ぶりのアーチを描いた背番号8の勢いが止まらない。
その前に本塁打を打ったサンズは「テルに差(本塁打数で)を付けたと思ったけど、すぐに追いつかれちゃったよ」と苦笑い。佐藤テルは「しっかり集中して打席に入れましたし、追いつかれた直後だったので、ジェリー(サンズ)の1本で終わらせずにもう1点取ることができて良かったです」と充実感をにじませた。