阪神・糸原 2軍戦で実戦復帰し2打数1安打1四球「何の問題もない」と平田2軍監督

復帰戦の第2打席で左前打を放つ糸原
三塁を回ったところで転倒する糸原
 初回に二飛を処理する糸原
3枚

 「ウエスタン、中日7-12阪神」(5日、ナゴヤ球場)

 阪神2軍は先発全員安打と打線が爆発し、中日2軍に勝利した。

 実戦復帰した糸原は2打数1安打1四球と問題ない動き。板山が3ランを含む、3安打4打点の活躍。ロハスにも降格後初安打が出た。小野寺も5月27日・ソフトバンク戦(筑後)以来の安打を皮切りに3安打を放った。

 一方、投手陣は先発・中田が5失点。2番手・守屋も2失点だった。ただ、六回以降は加治屋、小野、浜地、エドワーズと無失点リレー。平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -糸原が実戦復帰して安打を放った。

 「素晴らしいねぇ。もう何のブランクも感じなければ、フォアボールを選ぶ、レフト前へ打つ、ライトへの凡打の内容も全てOK。だから、若い高寺、遠藤によく見とけって言ってさ。バッティングも含めて、若い選手の参考にさせてもらってるよ。ベンチでも盛り上げてくれてるし、やっぱり元キャプテンやな」

 -全力疾走するなど、足の状態はもう万全に見えた。

 「走る方も問題ないから試合に出してるんで。そういったところでは、何の問題もないね」

 -明日も試合に出るのか。

 「もちろん、明日もゲームに出るよ。あとは上が決めることなので、その辺はまだ分からないけど」

 -小野寺に久しぶりの安打が出た。

 「やっとだな。1打席目がセンターにちょっと詰まった当たりやったんで、ベンチで構えばっかりやってたからね。そんないちいち小さなことばかり気にせずに、バックスクリーンへ放り込むくらいの気持ちでいけって。一本出たら、最後のライト前なんて、暖(小野寺)らしい。これで大丈夫よ。今まで実力がなかっただけで、スランプとかそんな問題じゃない。正面ついてたんで、なかなか気分的にモヤモヤ感があったやろうけど。今日のヒット3本でまた暖らしいバッティングができると思うけど」

 -板山の活躍が目立った。

 「やっと板山の調子が上がってきつつあるかな」

 -どこが良くなったのか。

 「引っ張りにいかなくなって、壁がしっかりできてるよ。ファーム落ちてきて、最初は力みまくって引っ張りまくってたけど。今はやっと練習から打球が逆方向というかね、今年取り組んでたことがちょっとずつ出てる。だから、変化球も自然と反応できて。あれがファーストゴロ、セカンドゴロやったのが、打球が上がるようになったもん。壁がしっかりできてきてるわ」

 -ロハスにも安打が出た。

 「まぁなー。ちょっと高めのストライクゾーンとか、そういう戸惑いもあるけど、とりあえず最後のセンターフライもいい感じで終わったんで。ゲームをどんどん出していきながら、調子を上げさせていく」

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